リフォームUK党の支持率が高まっている。世論調査の権威ジョン・カーティス教授によると(BBCNewsLive 11:42AM)、総選挙が始まってから、支持率が労働党と保守党のいずれも4%下がっている(労働党44%⇒40%、保守党24%⇒20%)のに対し、リフォームUK党の支持率は上がり、保守党に2%差まで迫っているという。
リフォームUK党は、ナイジェル・ファラージュ党首の「西側がロシアのウクライナ侵略を触発した」との発言で、保守党のスナク首相や労働党のスターマー党首らから強く批判された。しかしながら、ファラージュ党首は、その発言を取り下げることなく、繰り返している(BBCNewsLive 7:42AM)。ファラージュ党首の発言を全般的に「面白い」と捉える有権者がかなりおり、リフォームUK党の支持層に多い年配の有権者だけではなく、若い支持層もひきつけているようだ。
上記のカーティス教授によると、保守党は議席を守る選挙区で支持が大きく減っている。その上、保守党は、総選挙実施日予想の賭け問題で、総選挙の候補者が2名、それに保守党職員が2名(2人目)ギャンブル委員会に調べられている。この賭け問題は、マイケル・ゴブ住宅相がボリス・ジョンソン首相時代のパーティゲートに匹敵する保守党の信用問題と指摘した。リフォームUK党の支持拡大で最も大きな影響を受けている保守党は、さらに賭け疑惑で苦しい立場に追いやられている。