ある政治家の目指す政治(Ed Davey’s Politics)

自民党の下院議員で、キャメロン連立政権のエネルギー・気候変動大臣を務めるエド・デイビー(1965年12月25日生まれ)は、4歳の時に弁護士だった父を亡くし、教員だった母を15歳の時に失った。癌だった母親を亡くなるまで3年間世話したといわれる。そして母方の祖父母に育てられた。

オックスフォード大学出身で、ロンドン大学バークベック・カレッジの経済修士コースで勉強している頃から自民党の経済リサーチャーとして働いた。自民党に入った頃は、自民党の政党支持率が低く、自分が将来下院議員になるなど思ってもいなかったし、大臣になるなどまったく考えていなかったそうだ。その後、マネジメントコンサルタントとなった。

1997年にロンドン近郊の選挙区で自民党から出馬し、現職の保守党の下院議員を56票差で破り当選した。

2005年に結婚し、息子が生まれた。現在5歳の息子は歩くことも話すこともできない障害児である。病名については、まだきちんとした診断がついていないという。

デイビーは、「政治家の役割は、支援の必要な人々の側に立つことだ」と言い、自分の経験がその考え方に大きく影響しているという。