党の内外から圧力のかかっているミリバンド労働党党首にBBCのロビンソン政治部長がインタビューした。
「朝、鏡をのぞきこんで、そこに首相を見ますか?」
「もちろんです。人々のために戦う人を見ます。毎朝目が覚め、いかにこの国を変えるか考え、実際に人々のために役に立つことを考える人です。それが、私が政治に入った理由であり、労働党に加入した理由であり、党首選に立った理由です、それが、私が首相として行いたいことです。」
ミリバンドの顔が、少し前までの茫洋とした顔ではなく、何か決意に満ちた顔に変わった。それが11月13日のミリバンドのスピーチでも表れている。世論調査では、有権者からの評価が極めて低く、自民党のクレッグ党首・副首相より低くなっている。それでもミリバンドは自分が次期総選挙の後、首相となると信じているようだ。
自分の考えをはっきりと持ち、決意に満ちた政治家が多ければ多いほど一国の政治が向上するように思える。ただし、ミリバンドの願いは、決意だけでは達成できないかもしれない。