英国旗掲揚を巡る北アイルランドの暴動(Belfast’s Flag Riots)

ベルファスト議会が、その市庁舎で毎日掲げていた英国旗を、特別の日だけ掲揚することにしたことでロイヤリスト(ユニオニストの過激派)たちの暴動が続いている。北アイルランドは英国の一部であり、英国旗を掲げるのは当然と考える人たちには、英国旗を年に18日しか掲げないのは自分たちの伝統・文化・権利への侵害だと感じられているようだ。

この問題を巡って、北アイルランドのユニオニストの民主統一党(DUP)のメンバーで、下院議員のジェフリー・ドナルドソンが先週下院で発言した。北アイルランド議会は、対立するユニオニストとナショナリスト(南のアイルランド共和国との統合を求める立場)の両者の合意がなければ物事が進まない仕組みになっているが、そのようなコンセンサスで進める政治にしていかねばならないというのである。これは重要な指摘だと思われる。ベルファスト議会は、旧来通り多数決で決まるが、多数決では対処し難い問題がかなりある。この旗の問題はその一つといえる。この問題を契機に、同じような問題が今後出てくるのを防ぐ仕組み作りが急務となるだろう。

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