次のイギリス首相は女性

保守党の党首選の2回目の投票の結果、女性がキャメロン首相の後の党首・首相となることが決まった。イギリス最初の女性首相サッチャーに続いて2人目となる。

保守党の党首選は、7月5日の1回目の投票で、立候補した5人のうち、最も少ない得票だった1人が除外され、さらにもう1人が辞退した後、7月7日に3人の候補者で2回目の投票が行われた。結果は、メイ内相199票、エネルギー閣外相のレッドサム84票、ゴブ法相46票で、最低得票のゴブ内相が除外された。この結果、メイとレッドサムの女性2人から党員による選挙で党首・首相が選ばれることとなった。

2回目の投票では、EU国民投票では残留派だったメイは、その経験と、残留派、離脱派で割れた保守党をまとめる能力を買われて、1回目の得票の165を伸ばした。国が離脱交渉で難しい時期には堅実なメイがふさわしいとする。一方、これまでの履歴を誇張していたのではないかという疑いへの対応に1日中追われたレッドサムも支持を広げた。首相は離脱派から選ばれるべきだという考えだ。元ロンドン市長ジョンソンを「裏切った」ゴブが脱落し、EU国民投票の離脱派のリーダー、ジョンソンとゴブの2人とも保守党党首選で最後の2人に残れず、2人の間隙を潜り抜けて離脱派の脇役だったレッドサムが躍り出たのである。

この党首選挙では、保守党下院議員が選んだ2人の候補者から党員が一人一票で1人を選ぶ。党員へは、近日中に投票用紙が送られ、結果は9月9日に発表される。党員数は約15万人。投票できる党員は、投票締め切りの3か月前までに党員になっている必要があることから、労働党のように、投票結果に影響を与えようと、これから入党するといったようなことはできない。

保守党の党員は、離脱派がかなり多いと見られている。それがどのように結果に影響するか注目される。

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