スコットランドのウォーキング:ヘルムズデールからインバネス

ブリテン島を縦断するジョノグローツからランズエンドまでのウォーキングを妻と暇を見つけて少しずつ行っている。今回はその2回目。前回は、ジョノグローツからヘルムズデールまでだった。

かつてスコットランドに6年近く住んでいた。その間にスコットランドの各地を訪れたが、それでもスコットランドに行くたびに何か新しい発見がある。今回もそうだった。9月のスコットランド独立の住民投票が頭にあったこともあろう。

歩き始めて数日たったとき、野鳥のさえずりの新鮮さ、自然の素晴らしさにはっとした。スコットランドの気候は変わりやすい。それでもスコットランドには素晴らしい自然がある。スコットランドの独立運動の賛否を、経済的な観点から議論することが多いが、それだけでは語りつくせない点があるように思った。

日程概略

522日 午後11時50分発の夜行列車でロンドン出発
523日 エディンバラからインバネス、そしてヘルムズデール着
524日 ヘルムズデールからブローラ
525日 ブローラからゴルズピー
526日 ゴルスピーからドーノッホ
527日 ドーノッホからテイン
528日 テインからオルネス
529日 オルネスからマンロヒー
530日 マンロヒーからインバネス
531日 ロンドンへ


5月23日
エディンバラ午前722分着。早朝のエディンバラScotland Walking 016
かつて1年ほど住んでいたことがあるが、エディンバラは変わった。ロンドンからインバネスを経て今回の出発地点ヘルムズデールまで17時間かかった。

ヘルムズデールの朝
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道路橋の上から見たのどかな村。宿のB&Bでは電気毛布の使い方を教えられた。

丘からヘルムズデールを振り返る
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放し飼いの羊
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ブローラで泊まったB&B
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このB&Bはシーズンしか開いていないようだ。到着後、自家製のスコーンとジャム、それにコーヒーメーカーに入ったテイラーのコーヒー(もしくは紅茶)をすすめられる。朝食のスコティッシュ・ブレックファストのソーダスコーンは絶品。

ブローラからゴルスピーに向かう
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海岸沿いを歩く。少し寒く、雨が降っていた。期待したアザラシや稀な鳥は見られなかった。

ラベンダーの咲く林
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霞のかかったロイヤル・ドーノッホ・ゴルフ場
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海を見下ろすゴルフ場は世界有数のものだそうだ。小さな町だが立派なホテルがあり、大きな家が次々に建てられている。

実際に使われている道端の郵便ポスト
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前夜強い雨が降ったが、朝には上がった。鳥のさえずりに耳を傾ける。

テインで泊まったB&Bの手入れの行き届いた花壇
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庭の手入れの行き届いている家が多い。

ケゾック橋から見たインバネスのネス川河口
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インバネスは、周辺地域を含めた中心地であり、人口が6万余りとは思えない。なお、インバネスで最も評判の高いレストラン、Rocpoolは、ロンドンの多くのレストランに勝るとも劣らないと感じた。